ちとせあめ

なごみ(@higuumi753)07th expansion様の作品について、長文になりがちな考察をメインにアップしていきます。新規情報の追加や新たな視点からの考察の結果記事同士が多少矛盾することもあるかと思いますがお目溢し頂ければ幸いです。

キコニア:ジェストレスについて

ジェストレスの正体について、怖い発想が浮かんできたので書き記しておく。

 

ジェストレスは「三人の王の騎士団」の手先……と見せかけて彼らさえ手玉に取り、彼女曰く「生まれた時から悪夢」であったこの世界を自分にとって都合の良いように変えようとしているらしい。そしてphase2予告の動画より、彼女もガントレットナイトであることが窺える。

御岳都雄の父親である御岳藤治郎と交流があり、顔が美代子およびラムダデルタ。いきおいフィーア・ドライツィヒ博士の幼少期にそっくりということになるだろうが、彼女自身は元嫁ではない。

この姿ははっきり「アバター」であると言っている。彼女のこの姿は絶対の意志を持つ者としての立場を示す姿である可能性も高い。

仮想ルームでのやりとりが多い今作においてはパラレルプロセッサーなら並行処理が可能であることから「こっちにいるから候補から外れる」というアリバイは使えない。

 

ぶっちゃけこの世界はクソだと思っているキャラが多そうすぎて絞り切れないのだが、

ガントレットナイト

・確実に御岳藤治郎の縁者

・パラレルプロセッサー

であることを明確に示されている人物が1名明確に存在する。御岳都雄の妹、ミャオである。

 

前記事・前々記事では「パラレルプロセッサーの設定が多重人格障害と異なる」と考え、本記事でもそれは覆さない。ただ「Twitterのアカウント切り替えのような形」ではなく別の仮説として「なんらかの技術により無理やり、ほんとに1人の肉体に2人の人格を組み込んでいる」場合を想定する。

(現実でも臓器移植などによって人格が変容してしまうことはある。さらにコーシュカの脳をコピーする気でいることなどからある程度は可能と思われる)

 

特に預言者が宣言したとおり「兄である御岳都雄が一度死んでしまっていて」妹の身体に人格が移植された場合、物語としての辻褄は大いに合ってしまう。

 

ガントレットナイトである→本人が言っている

・御岳藤治郎の縁者である→都雄の妹ということは御岳藤治郎の娘になる。娘であるにも関わらず藤治郎が存在を言及していないことは非常に不審なのだが、もしも「別の形で裏で繋がっている」なら全く不審ではなくなる。

・パラレルプロセッサーである→本人が言っている

 

ミャオが本当に別人格だとすると、自分1人で使えるはずだった肉体を他人に勝手に使われていて主導権があまり握れない状態であり、世界に絶望するのもあり得る。ミャオが暗躍している場合、都雄が消えれば動機がなくなるので青都雄のいうことに整合性が出てしまう。

他にも、ミャオの行動や発言で違和感のあるシーンがほぼ説明がついてしまう。

(もともとデートの予定だったのに「みんなでパーティー」に変更することは女心的にアリだろうか? とか、「お兄ちゃんは駒だから相応しいプレイヤーが現れたら使ってくれるよ」とか)

 

ただこの論、物語としての整合性は良いのだが、設定との整合性は穴だらけである。

・人為的に脳を弄らなくても投薬などによってP3値コントロールできるみたいなのにわざわざ脳に人格を移植する意味はあるのか?

・都雄の遺伝子解明には巨額の資金が投じられている。外部から好き勝手弄った結果だとするならだいぶ違和感

逆にこの辺りが説明がつくならば動機や能力などの点ではかなりクロに近い。ついでに服の趣味もちょっと似てる。